2016.8.1

松田産業株の短期移動平均線に注目、値動きと投資情報

株取引を行う投資家たちは、今後の株価を予想するにあたって、チャート上にあらわれる移動平均線の動きに注目します。たとえば、短期の移動平均線(13週移動平均線など)が長期の移動平均線(26週移動平均線など)を上から下に突き抜けるように交差した状態が出現すると、「デッドクロス」と呼んで、株価が下落傾向に入ったと判断します。つまり、このデッドクロスは「売り」の目安とされます。一方、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上に突き抜けるように交差した状態は「ゴールデンクロス」と呼ばれます。この時、投資家たちの多くは株価が上昇傾向に入ったとみなし、これを「買い」のサインとしてとらえます。
ではここで、日本のある企業の1年間の株価を振り返りつつ、2つの移動平均線の動きにも注目してみましょう。今回取り上げるのは、東証1部に株式を上場している松田産業株式会社です。さて、前述の「デッドクロス」が松田産業の株価チャート上に形成されたのは2015年8月の半ば頃です。短期(13週)移動平均線が長期(26週)移動平均線を上から下に突き抜けて交差しました。この時の株価はおよそ1,450円であり、理論通りであれば近いうちに株価は下落します。そして実際に、8月下旬になると株価は急落し、1,300円をあっさりと割り込みました。10月ごろまで1,300円前後での推移が続きます。しかしその後に株価は勢いを取り戻し、年末には再び1,450円ほどにまで値を戻しています。2015年最後の取引となった12月30日、松田産業の終値は1,443円でした。そして、チャート上にはもうすぐ「ゴールデンクロス」が出現しそうな予兆が示されています。年明けにもこの水準が維持できれば、同社への投資で利益を上げるチャンスが訪れるかもしれません。